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イクラという言葉は、ロシア語икра由来だとご存知ですか?

ロシア語で「イクラ」は魚卵を意味します。ですから、日本語のイクラも、いわゆるチョウザメのたまごのキャビアもたらこも明太子も、すべてロシア語ではイクラに相当します。私にとって、これってロシア語を学んでいる中で、なにげにいちばんショッキングだったことかもしれません(難しいってことをさておいてです)。。。

ロシアでは、鮭の卵 イクラを「赤いイクラ」、チョウザメの卵 キャビアを「黒いイクラ」と呼ぶそうです。そもそも筋子をばらしてイクラとする製法自体が、大正時代にロシアから入ったものだとか。いまやイクラの醤油漬けやら軍艦巻きやらでてっきり日本古来のものと勘違いしてしまうほどですが、意外とビックリな事実が眠ってるものです。

PhotoGrid_1446014990997さて、そんな魚卵のひとつ 明太子をランチに食べ放題にしてくれる「博多もつ鍋 やまや」を訪れました。博多の辛子明太子ブランドやまやの直営レストランで、もつ鍋がメインのお店です。が、ランチタイムには、卓に置かれた明太子と高菜が食べ放題なのが特長です。毎日食べたら危険ですが、たまには遠慮なくモリモリ明太子が食べられるゼイタクを味わうのも、楽しいものです。

そういえば、なぜ辛子明太子は博多名産なの?という疑問が盛り上がったので調べてみたところ、もとは韓国の食べ物だったものを、戦後韓国から博多に帰ったふくやの創業者 川原氏が日本人好みの味付けにして売り出したのがはじまりとか。この川原氏、明太子業界を大きくすべく製法を広めたために博多の明太子やが多いそうです。なかなか興味深い話ばかりです。

http://tintinnabulum.com/1050/ikura-mentaiko/